雇用保険を受給できない求職者に愛の手を差し伸べる

給料明細を見れば、社会保険料や厚生年金料、雇用保険料など、いろいろな項目で毎月数万円近く収入から引かれ、手取りが少なくなっているという人は多いでしょう。しかし、何にいくら保険料を支払っているのか、そしてそれがどのように保障をしてくれるのか、イマイチ理解ができていないという人も少なくないでしょう。

余り知られていない雇用保険とは

まずこの保険って何のためにあるのか?というと言葉どおり、雇用を失った時に生活を保障してくれる保険です。
転職したいから自己都合で辞める人もいるでしょう。また会社がリストラをしたり、倒産するなど辞めたくなくても会社都合で失業する可能性もあります。そんな時に、すぐに転職先を探しても、なかなか簡単には見つかりません。
そんな時に、生活費をアルバイトで稼いでアルバイトの合間に転職活動では、余計に転職に時間がかかってしまいます。
生活費を気にせずに、就職活動に集中するために、失業給付金が支給されるというわけです。

また失業給付金以外にも、新しい仕事に就くために何か資格を取りたいという場合は職業訓練の手当てがあります。
すぐに次の仕事が見つかった場合、失業給付金は支給されませんが、その代わり再就職手当が支給されます。

失業給付金は、どれぐらいの金額を、どれぐらいの期間支給されるの?と気になりますよね。
これは人によって異なります。辞める前の会社での収入の金額や、勤務年数によって変わってくるからです。

雇用保険はパートでも加入できるのか?

では正社員であれば、保険に加入できますが、パートの場合は加入ができないと思っている人も多いでしょう。
ですが、パートであっても加入条件をクリアしている場合は、加入する事が可能です。
その条件とは、65歳未満である事、週に20時間以上勤務している事、1ヶ月以上雇用が見込まれているという場合です。

そして保険料が高いから加入したくないというイメージがあるかもしれません。
ですが、保険料が高いのは厚生年金や社会保険であり、実は雇用の保険料はそれほど高くありません。
一般事業の場合は、収入に対して0.4%が保険料なので、仮に月に10万円の収入がある人なら400円です。
これなら、保険に加入している方が、急に仕事を辞めた時に保障がついた方がいいですよね。
ただし、給付の条件は1年以上加入している場合です。
もし1年以内に辞める予定がある場合は、保険料はかけ捨てですから、加入しない方がいいと言えるでしょう。

雇用保険における失業給付金申請の流れ

ただし、給付の条件を満たしていても、失業給付金の申請を行わなければ受け取る事ができません。
申請するためには、離職票などの必要書類が必要となります。必要書類は退職すると1~2週間前後で会社から送られてきます。
それらの書類を持ってハローワークへ行きましょう。

ハローワークでは、求人票を作成し、失業給付金の申請の手続きを行います。
すぐに支給されるわけではなく、講習を受けて、認定日までに決められた回数以上の就職活動を行う必要があります。
注意事項等は、講習で一通りの説明があるので、とりあえず、必要書類を持ってハローワークへ行けば、なんとかなります。

実際のところ、雇用保険に限らず保険全般は保険料を支払っていても、お世話にならないに越した事はありません。
特に生命保険なんて、病気や怪我とは無縁で病院にお世話にならない事が1番です。

同じく失業しないで、働ける場所がある方がありがたいわけですが、人生何があるか分からないからこそ、何かあった時のために保険をかけておく事は自分のためにも、家族のためにも大切な事だと言えるでしょう。